ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われたF1第7戦カナダGP、フェラーリのフェルナンド・アロンソは初日トップ、フェリペ・マッサは初日6番手だった。
■フェルナンド・アロンソ(フリー走行1回目4番手/フリー走行2回目トップ)
「極端に変化した天候のせいで、普段とは違う金曜だったね。今日は午前中がウエットだったから、予定していたプログラムをやり遂げることはできなかった。だから明日にならないと、ここでテストした改良パーツが本当にパフォーマンス向上を果たしているかどうかは分からない」
「ピレリの新しいタイヤを試すことが重要だったように、新パーツを試すこともすごく大切なことだった。フェリペ(マッサ/チームメート)と僕はロングランでは異なる選択をしていたから、そのことも、新パーツの理解を深めるために予選の結果が出るまで待たないとならないもうひとつの理由だ」
「ひとつ確かなことは、正しい判断をしなくてはならないということだ。今日もそうだったように、クリーンな周回をするためには、いつ決断するか、そしてそのときの路面コンディションがどうか、ということに大きくかかってくるからね」
「とても困難な週末になるだろうね。天候は日曜までずっと変わりやすい状態が続きそうだし、予選と決勝の両方で、グリップレベルの判断が難しくなるからね」
■フェリペ・マッサ(フリー走行1回目11番手/フリー走行2回目6番手)
「今日は半日分の仕事しかできなかったよ。午前中は雨のせいで少ししか周回できなかったからね。そのため、このレースに持ち込まれたタイヤや新しいパーツの評価といった多くの仕事が、午後のセッションに絞り込まれてしまった」
「これから、集めたデータを分析して、今後の2日間にはどの改良パーツを使うべきかを判断しなくてはいけないから、忙しくなりそうだ。もし明日雨が降らなければ路面コンディションもまったく違うものになるだろうから、たとえどんな状況になろうと対応できるよう準備をしておかないとならない」