F1モナコGP、インディ500に並び、世界3大レースに数えられるル・マン24時間のテストデーが3日(日)に開幕。アウディのハイブリッド車が1-2、アウディのディーゼル車が3番手に入り、トップ3を独占。今回が初登場のトヨタは4番手と5番手につけた。
ル・マン24時間は、今年から始まった耐久レースのシリーズ戦WEC(世界耐久選手権)に組み込まれており、トヨタは今回の第3戦ル・マンからハイブリッド車で同シリーズへの参戦を開始。同じくハイブリッド車を走らせるアウディとのハイブリッド対決に注目が集まっている。
初日のトップタイムを記録したのは、ハイブリッドを搭載するアラン・マクニッシュ、トム・クリステンセン、ディンド・カペッロ組の2号車アウディR18 eトロン・クワトロ。2番手には同じくハイブリッド搭載のマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組の1号車アウディR18 eトロン・クワトロ。3番手は、ディーゼルエンジンを搭載するロメ・デュマ、ロイック・デュバル、マルク・ジェネ組の3号車アウディR18ウルトラだった。
2台のTS030ハイブリッドでル・マンに挑むトヨタは、これまでテストで使っていた紅白のカラーリングを青と白に変更。アレキサンダー・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴組の7号車が4番手。アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/ステファン・サラザン組の8号車が5番手に入った。
なお、女性レーシングドライバーの井原慶子が所属するガルフ・レーシングの29号車は、35番手になっている。このテストセッションには61台が参加した。
今年のル・マン24時間は、13日(水)にフリー走行と予選1回目、14日(木)に予選2回目と3回目が行われる。決勝は16日(土)現地時間14時(日本時間21時)にスタートする。