2022年F1第21戦サンパウロGP(ブラジル、アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ)で今シーズン最後のスプリントレースが行われた。
●【2022F1第21戦サンパウロGP】スプリントのタイム差、周回数、ピット回数
スプリントとはいえ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)は3番グリッドからスタートして、自身としてはF1での初優勝、メルセデスは今シーズン初優勝を果たした。もちろん、これはスプリントのため記録上は優勝ではないが、それでも今シーズンは1勝もできていないメルセデスとしてはレース形式でのトップチェッカーは大きなモチベーションになっただろう。
■戦略を分けて優勝を狙う
ジョージ・ラッセル(メルセデス)
スプリント:優勝
「この結果は、みんなのハードワークと、チームとしての進歩を示していると思う。前回のアップデートをオースティンに持ち込んでからマシンのフィーリングは絶好調だったが、これほどのペースは予想していなかった。もちろん、マックス(フェルスタッペン/レッドブル)がソフトタイヤを履いていたらどうなっていたかはわからないけど、それでもトップでゴールできたことはとてもうれしいよ」
「いいバトルだったよ。スプリントでは常にリスクとリターンのバランスを考えなければならないけど、僕はあまりリスクを冒したくなかったから、後ろからスタートして行き着いたんだ」
「ルイス(ハミルトン)は8番手から素晴らしい仕事(3位)をしてくれたし、二人ともトップでスタートできるなんて信じられないくらいだ。明日はマックスが飛ばしてくれると思うけど、僕たちは戦略を分けて優勝を狙えるいいポジションにいるからね」。
スプリント2位のカルロス・サインツ(フェラーリ)はPU交換により5グリッド降格のため、メルセデスは今季初のフロントロウスタートの予定だ。