ランド・ノリス(マクラーレン)が、将来フェラーリへ移籍する可能性を完全には否定しなかった。
今年3年目のF1シーズンを迎えているイギリス人ドライバーのノリスだが、2021年にはここまでポールポジション1回、2位1回、3位3回と素晴らしい成績を残している。
前戦ロシアGPではレース終盤に降り出した雨に翻弄されて初優勝を逃してしまったものの、21歳のノリスがこれからのF1を支える逸材であることを疑う者はいないだろう。
実際のところ、マックス・フェルスタッペンを擁して今季のF1タイトル獲得を目指しているレッドブルもノリス獲得を視野に入れていたことを認めている。
レッドブルのドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコは次のように語った。
「我々も彼と話をしたよ。だが、彼は長期にわたってマクラーレンにしばられている」
また、ノリスに関してはフェラーリも興味を抱いているようだとの噂もある。
その噂についてイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』から質問を受けたノリスは次のように答えた。
「僕は今自分がいるところに満足しているんだ」
「最近、契約を延長したばかりだよ。僕はマクラーレンでドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを獲得したいと思っているよ」
だが、ノリスも永久にフェラーリに移籍する可能性がないとまでは言っていない。
「10年後にどうなっているかなんてわからないよ」
そう語ったノリスは次のように付け加えた。
「僕にはイタリア人のファンが多いのも事実だよ。僕は彼らとモンツァで会うことができた。彼らはホテルの外やサーキットで僕を待っていてくれたんだ。本当に、彼らのぬくもりを感じたよ」