レッドブルの2022年のドライバーラインナップはほぼ確定していると考えてよさようだ。これはもちろん、今年マックス・フェルスタッペンのチームメートを務めているセルジオ・ペレスがチームに大きな貢献をしているためだ。
昨年までフェルスタッペンのチームメートを務めていたアレクサンダー・アルボンの後任として今年レッドブルに迎え入れられたメキシコ出身ドライバーのペレスだが、今シーズン序盤こそレッドブル・ホンダF1マシンへの適応に苦しんでいたものの、最近の数レースではその実力を徐々に発揮し始めてきている。
ペレスは第6戦アゼルバイジャンGPではリタイアしたフェルスタッペンに代わって優勝。続く第7戦フランスGPでも対メルセデス戦略を優位に展開する役目をうまく果たすとともに自ら3位表彰台に上り、チームがメルセデスとのポイント差を広げることに大きな貢献を果たしている。
もちろん、レッドブル残留を望むペレスとしては、期待を持って今後チーム首脳たちとの交渉に臨むことになるはずだ。
レッドブルとの契約延長交渉について質問された31歳のペレスはF1第8戦シュタイアーマルクGP(27日決勝)の舞台となるレッドブルリンクで次のように答えた。
「この3連戦の間は時間がとれないよ。でも、その後ならできるだろうね」
「僕は好調だし、ますますチームに馴染んできたと感じているよ。以前長いこと待たされるという嫌な経験をしたことがあるだけに、できるだけ早くけりをつけたいと思っているよ」
そして、レッドブルのナンバー1ドライバーであるフェルスタッペンも、チームがペレスとの契約を延長することを望んでいるようだ。
「彼とは以前からいい関係にあったし、今は僕たちがトップチームとして最高の結果を得られる位置にいる」
そう語ったフェルスタッペンは次のように付け加えた。
「もちろん、今後もこの状態を維持できればと思っているよ」