ピエール・ガスリー(アルファタウリ)が、レッドブルが2023年以降も自分をキープしようとするかどうかは分からないと示唆した。
最近、レッドブルとそのセカンドチームであるアルファタウリのドライバープログラム責任者であるヘルムート・マルコが、25歳のフランス人ドライバーであるガスリーはアルファタウリに完璧にフィットしていると語り、少なくとも有効な契約がある2022年まではガスリーがほかのチームへ移籍することはないとしていた。
だが、2019年にレッドブルに昇格したものの、シーズン前半を終えたところで再びセカンドチーム(当時はトロロッソ)に降格された経験を持つガスリーの望みは再びトップチームであるレッドブルに復帰することだ。
しかし、最近のマルコのコメントからすれば、第6戦アゼルバイジャンGPで優勝を遂げたセルジオ・ペレスが2022年もレッドブルに留まる公算が高くなったと考えられており、少なくとも2022年にガスリーがレッドブルに復帰できるチャンスはあまり大きくはなさそうだ。
そのガスリーはホームレースとなる今季のF1第7戦フランスGPが開催されているポール・リカール・サーキットで次のように語った。
「それを決めるのはレッドブルだよ」
少し前には、フランスを代表する自動車メーカーであるルノーのF1ワークスチームであるアルピーヌがガスリー獲得に興味を持っているようだとも伝えられていた。
だが、アルピーヌは最近、同じフランス人ドライバーのエステバン・オコンとの契約を3年間延長したことが明らかとなっており、ガスリーが2022年にアルピーヌに電撃移籍というシナリオも消えたことになる。
ガスリーは今後の自分の去就に関して次のように続けた。
「それに関しては時期尚早だよ」
「アルファタウリで続けるのか、レッドブルとやるのか、あるいは何かほかの選択肢があるのか、結局のところ、それを決めるのはレッドブルだからね」
「そのことに関してはまだ話をしていないんだ」
ガスリーはそう語ると、次のように付け加えた。
「僕たちがどうしたいのかは、これから数週間、数か月のうちに見えてくると思うよ」