F1第2戦エミリア・ロマーニャGP(イモラ、63周)の決勝レースが34周目に赤旗となって中断している。
●【F1第2戦エミリア・ロマーニャGP】決勝レースのタイム、周回数、ピット回数
ウェットでスタートしたオープニングラップ、抜群のスタートを決めた2番手スタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、ポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)をターン2でオーバーテイク。その際に2台は軽く接触して、ハミルトンの右フロントのエンドプレートが落ちてしまったが、2台はそのまま走行を続けた。
その後、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)がニキータ・マゼピン(ハース)と接触してリタイアし、各所でスピンやコースアウトが出たものの、フェルスタッペンは順調に逃げていった。
31周目、すでにミディアムタイヤに交換していたフェルスタッペンはトラフィックに引っかかっている間に、ドライのミディアムタイヤへ交換したハミルトンが追い上げ、その差は一気に2秒差へ。しかし、ハミルトンが後方集団をオーバーテイクしようとラインを外れたところ濡れた路面で曲がりきれず、真っ直ぐにコースアウト。フロントウィングをバリアに軽く接触して壊してしまった。その後リバースギアのまま無事にコースまで戻り、コースに復帰したものの、9番手まで順位を落としてしまった。
その直後、ホームストレートからターン2へ向かうところでバルテリ・ボッタス(メルセデス)とジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)の大クラッシュが発生。
DRSを使用してボッタスを右から抜こうとしていたラッセルが、ボッタスに幅寄せされる形で右のタイヤをダートに落としてスピン。高速のままボッタスと絡みながらクラッシュした。これでデブリが広範囲に散乱してしまい、赤旗中断となった。ドライバーは無事だが、ラッセルもボッタスも怒っており、この件はレース後に審議対象となった。
一方、最後尾スタートの角田裕毅は10番手まで上げている。レースはまだ折り返したばかりの34周目だ。