イギリスのエナジー飲料メーカーによるフォース・インディア買収が近日中に正式に確定する見込みだ。
最近、イギリスのエナジー飲料メーカーであるリッチエナジー社がフォース・インディアを買収し新オーナーになることがほぼ確定したようだと報じられていた。
そしてこのほどリッチエナジーの責任者であるウィリアム・ストーイが『Telegraph(テレグラフ)』に次のように語った。
「正確な情報に基づかないメディアの憶測や、チームを不安定にする外的な動きがあったことを受け、私はリッチエナジーが4月末に正式にフォース・インディア買収を申し出たことをはっきりさせることにした」
ストーイのコメントにある“外的な動き”とは、メルセデスが現在フォース・インディアのスポンサーを務めているBWTと協力してやはりフォース・インディアの買収を視野に入れているようだとのうわさを指すものだと考えられている。
ストーイは次のように続けている。
「この申し出は原則的には受け入れられており、間もなく買収が最終決定することになる。我々はすでに買収金額をかなり上回る額を預け入れており、今後はチームにさらに8けたに及ぶ額(日本円にして10億円以上)の追加投資を行う予定だ」
「我々は自分たちの飲料ブランドだけにとどまらない長期的なビジネスプランを有しており、そこには現在はF1に関与していない2つの多国籍スポンサー企業も含まれる」
そう述べたストーイは次のように付け加えた。
「我々は可能な限り早く契約を完了させ、弁護士の承認を得るつもりだ」