レッドブルのマックス・フェルスタッペンに高額の罰金が科せられることになるかもしれない。
これは、先週末に行われたF1アゼルバイジャンGP決勝後に、義務付けられていた記者会見をキャンセルしたためだ。
■2戦連続でトラブルによるリタイア
前戦カナダGPから2戦連続でトラブルによるリタイアを喫したフェルスタッペンだが、これで今季のリタイアは合計4回となった。一方でチームメートのダニエル・リカルドは予選ではフェルスタッペンに及ばないレースが続いているものの4戦連続で表彰台に上り、アゼルバイジャンGPでは今季初優勝も遂げている。
こうした状況に怒りが収まらない19歳のフェルスタッペンは、アゼルバイジャン決勝後にはメディアに一言もコメントすることなく、チームがレース後に出す公式リリースにもごく短いコメントを残しただけでバクーを後にしていた。
フェルスタッペンの母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』は、このことにより、フェルスタッペンに2万5千ユーロ(約320万円)もの罰金が科されることになりそうだと報じている。
■報道陣と直接話さないほうがよかった
フェルスタッペンは、この件についてオランダのテレビ局『Ziggo Sport Totaal(ジッホ・スポルト・トタール)』に次のように語った。
「あのときは報道陣とは話をしたくなかったんだ」
「あのときすぐに対応しないほうが賢いと思ったんだ。レースでは僕はすごくいいポジションにいたし、チームも僕がベストを尽くすことを期待していた。だから僕もチームに同じことを期待しているよ」
■トラブル続きのルノーに恨み節
アゼルバイジャンではどういう問題が起きたのかと質問されたフェルスタッペンは、次のように答えている。
「問題は、ルノー(パワーユニット)だけが唯一機能しないエンジンだということさ。だけどそれは別々なんだ(自分にだけトラブルが発生する)」
フェルスタッペンは月曜(26日)と火曜(27日)はチームとは別行動をしていたが、水曜日(28日)にはファクトリーへ戻ってシミュレーター作業を行うと語り、次のように付け加えた。
「あれがすごくいいのは、エンジンが壊れることはないってことさ」