F1モナコGP(28日決勝)で復帰するマクラーレンのジェンソン・バトンについて、後輩のドライバーが語った。
今年バトンは休養を取っているが、フェルナンド・アロンソがインディ500に出走するため、代役としてモナコGPに参加する。
バトンは事前のテスト走行を行わず、シミュレーターでの経験しかない状態で出走するが、ロマン・グロージャン(ハースF1)は、新世代のF1マシンにすぐ慣れるだろうと話した。
「まずやらなきゃならないのは、クルマの幅に慣れることだ。特にモナコだからね」
「ジェンソンは偉大なチャンピオンだ。チャンピオン獲得の経験があるんだから、ちゃんと分かっているよ。すぐに慣れるんじゃないかな」
「最初のうち、彼に今のクルマでの経験が少ないことが、僕たちにとって有利に働くなら、それを僕たちの成績に利用させてもらうよ。でも、きっと彼ならすぐに問題なくなるだろう」
2014年にマクラーレンでバトンとチームメートだったケビン・マグヌッセン(ハースF1)も同じ意見だ。
「(今年のマシンは)挙動が少し違うし、グリップもはるかに大きい。特に高速コーナーでは違いを感じるはずだ」
「それでも、レーシングカーであることに変わりはないからね。4本のタイヤとステアリングがあるんだ。彼なら問題ないはずだよ」
バトンはモナコGPで優勝1回、表彰台2回の経験がある。2016年は9位フィニッシュで、モナコGPで4年連続の入賞を果たした。