トロロッソのカルロス・サインツが、トップチームたちは自分たちから見ればはるか彼方(かなた)の距離におり、とても追いつくことなどできないと語った。
3年目のF1を迎えているサインツだが、個人的には今季はこれまでで最高のスタートを切ることができたと母国スペインのメディアに次のように語った。
「3年の経験が役に立っているよ。だけどまだそれほど楽ではなかった。グリッドの半分はものすごく接近しているからね」
■大規模チームとの差は大きすぎる
だが、サインツは現時点においてフェラーリとメルセデスAMGの2チームがほかのチームから見ればとても手が届かない位置にいるということに不満も感じていると次のように続けた。
「F1に何か足りないところがあるとすれば、それは上位2チームとほかのチームとの差がものすごく大きいということだよ」
「予算を考えれば、彼らに追いつくのは不可能なのは当然だからね。だからリバティ(F1新オーナーのリバティ・メディア)が全チームとの合意をとりつけ、その差がもっと縮まることを期待しているよ」
■今季のF1カーはドライバーの実力が反映される
そう語ったサインツだが、大幅なレギュレーション変更によって速さが増した今季のF1カーについては前向きにとらえているようだ。
「F1のチームメートたちを見れば、彼らの差がもっとよく分かるようになっている。予選やレースでのミスも増えたしね」
そう語ったサインツは、次のように結んでいる。
「間違いなく僕たちはこれまで以上に限界ギリギリのところでやっているし、それによってドライバーがこれまで以上に目立ってきているよ」