F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)に対して今週末のF1アメリカGPにおいても再びスポットライトを浴びるチャンスを与えるという判断をしたようだ。
■鈴鹿の記者会見で批判を受けたハミルトン
鈴鹿サーキットで行われた前戦日本GPでは、木曜日に行われたFIAの公式ドライバー記者会見に参加していたハミルトンがずっとスマホを使って“スナップチャット”を行っていたことが話題となった。
さらに、所属するメルセデスAMGが主催した予選後の記者会見でも、自分の言いたいことだけを伝えて会見を打ち切るという行為に及んだことから、ハミルトンに対する批判がさらに増幅するという事態となっていた。
■FIAがアメリカでも記者会見にハミルトンを指名
そして、イギリスの『Sun(サン)』が、FIAが今週末にオースティンで行われるアメリカGPで、木曜日の記者会見にまたハミルトンに参加するよう指名したと伝えた。
その後、メルセデスAMGも公式にアメリカGPにおけるメディア活動スケジュールを発表したが、そこには確かに木曜日のFIA主催ドライバー記者会見にハミルトンの名前が記されており、その報道が事実であることが裏付けられている。
■FIAのもくろみは?
通常FIAのドライバー記者会見には6名のドライバーが出席を求められることになっており、各チームのドライバーが交代で指名されるようになっている。今回のように2レース連続で同じドライバーが指名されることはかなりまれなことだ。
『Sun(サン)』は、これは「F1首脳部が(ハミルトンに)自分の言動に責任を持つための2度目の機会を与えたかったためだと考えられる」と書いている。