フェリペ・マッサは、2016年がウィリアムズで走る最後の年になる可能性があることを認めている。
35歳のマッサのシートに関しては、レッドブルからトロロッソに降格になったダニール・クビアトや、マクラーレンのジェンソン・バトンなどの名前が挙がっている。
マッサはF1第6戦モナコGPで、ブラジルの『UOL Esporte(エスポルチ)』に次のように語っていた。
「モナコでのレースから、いろいろなことを話すようになるし、チームもドライバーも将来について取り組み始める」
「僕も、何が起き得るかすでに理解し始めている。ただ、まだ分からない」
■「ほかのチームと交渉する可能性もある」
フェラーリから移籍してウィリアムズで3年目を送っているマッサだが、来年も残留する可能性はあると話す。
「ねらいは、あと数年間いい場所にいられるようにすることだ」
「不可能なことは何もないと思っている」
「契約期間が終わる時期には、何が正しい道なのか見極めなきゃならない。ウィリアムズで続ける可能性も確かにあるけれど、ほかのチームと交渉する可能性もある」
「(ドライバー)市場で何が起きているかを把握するようにしなければ」
マッサのマネージャーは、FIA会長ジャン・トッドの息子のニコラ・トッドだ。
■マッサはルノーF1と交渉中?
マッサはルノーF1と交渉しているといううわさをブラジルの複数の記者が伝えている。
現在ルノーF1はケビン・マグヌッセンとルーキーのジョリオン・パーマーのコンビだが、2017年のルール変更を乗り切る上で、マッサの豊富な経験が生かされるのではないかとブラジルの『UOL Grande Premio(グランジ・プレミオ)』は伝える。
「彼はフェラーリにいたドライバーであり、ウィリアムズのようなチームでチームの再構築も経験している」とジュリアナ・テッサー記者は書いている。
フラビオ・ゴメス記者も、マッサはマクラーレンでのバトンのような役割をルノーF1で果たせるのではないかと見ている。
「こうした年長のドライバーは、チームの成長を手助けする役割を担う。種を植える仕事だが、キャリアの終わりが近づいているため、その収穫を自分がすることはない」