今季はフェラーリの控えドライバーを務めているメキシコ人ドライバーのエステバン・グティエレスが、2016年には新たにF1にエントリーするアメリカのハースF1に移籍することを認めた。
ハースF1では、30日(金)にグティエレスのスポンサーであるメキシコの大手通信会社クラロとテルメックスのウェブサイトを用いた生中継ストリーミングによってグティエレスの加入を正式に発表する予定となっている。
すでにF1関係者の間ではこのニュースは数週間前から公然の秘密となっていたが、24歳となるグティエレス本人ももはやそれを隠すことなく、メキシコで行われたスポンサーイベント会場で29日(木)に次のように語った。
「来年はハースでレースをすることになるし、そのことをとてもうれしく思っている」
「僕にとっては新たな冒険だし、フェラーリで学んだことを最大限に生かしていきたいと思う」
グティエレスは2013年にザウバーからF1デビューしたが、2014年シーズン限りでそのシートを失い、今季はフェラーリの控えドライバーとなっていた。来季はフェラーリとの密接な技術提携によりF1参戦を開始するハースF1からロマン・グロージャン(現ロータス)のチームメートとしてF1グリッドに復帰することになる。