現チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、モンツァ・サーキットでのイタリアGP開催継続を訴えている。
F1の中でも最も長くF1を開催してきたモンツァだが、資金難から、イタリアGPの開催契約が延長できるかどうか不安視されている。
イタリアGPのレース後にF1最高責任者のバーニー・エクレストンは、契約延長の「見込みはない」と話した。
イタリアGPのウィナーであるハミルトンは、翌7日(月)にミラノで行われたスポンサーイベントに出席し、モンツァは「聖域」として扱うべきだと訴えた。『Tuttosport(トゥットスポルト)』が伝えている。
「あの通り、フェラーリはファンの血となって流れているんだ。DNAと同じ。赤いシャツで生まれてくるようなものだよ。スーパーマンとあのコスチュームみたいにね」とハミルトン。
「モンツァに触れちゃいけない。歴史あるレースを残すことは大切だ。歴史のある場所には情熱もあるんだから」
エクレストンもモンツァの重要性は認識している。イタリアの『Sky(スカイ)』は、「何らかの手を打つ」とエクレストンが話していたと伝える。
元F1チーム代表でエクレストンと親しいフラビオ・ブリアトーレも、次のように話す。
「バーニーはモンツァの重要性を知っている。私の感触では、イタリアGPはここで何年も続くだろう」
「守るべき歴史的なレースというものがある。たとえ金銭的価値がほかより低いとしてもね。F1において歴史は重要だ。それに、私にはモンツァのほうがマレーシアより魅力的だよ」