ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、古巣マクラーレンの苦境に心を痛めていると語った。
ハミルトンは、マクラーレンからF1デビューし、2008年にはチャンピオンを獲得。しかし、2012年末にハミルトンがメルセデスAMGに移籍すると、名門マクラーレンは不振に陥り、ホンダと組んだ今年は、ポイント獲得もままならない状況が続いている。
マクラーレンが下位に沈んでいるのを見るのは「せつない」とハミルトンはミラノで行われたペトロナスのスポンサーイベントで語った。スペインの『AS』紙がその言葉を伝えている。
「今も心の中の大きな部分を占めるチームなんだ」とハミルトン。
「歴史的にどれほど競争力があり、成功を収めてきたかを知っているだけに、彼らがこんな風に苦しむ姿を見るのはつらいよ」
「スクリーンの一番下、マノーと並んでいるのを見ると、とにかく気がめいる」
ハミルトンは、マクラーレンのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは「最高のドライバー」だと話す。
「2人とも偉大なドライバーなのに、僕は彼らと戦っていない。早くそれが変わってほしい」
しかし、2016年にマクラーレンが大躍進を遂げると思うかと聞かれると、ハミルトンはこう答えた。
「うーん、絶対ないとは言えないけれど、それはないと思う」