F1イタリアGPを開催するモンツァを擁するロンバルディア州の首ロベルト・マローニ首長が、苦境に立たされているモンツァでのイタリアGPを継続させるためにフェラーリがF1から撤退するとの脅しをかけるべきだと主張した。
マローニは、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。
「エクレストン(F1最高責任者のバーニー・エクレストン)は何でも自分の望むことをすることができるが、モンツァに手をつけてはならないということを理解すべきだ」
「モンツァでのグランプリを失うわけにはいかないし、我々としてもそのために戦うことを辞さない」
「単に金銭的な理由だけでモンツァでのグランプリとともに築きあげられてきたF1の歴史を消してはならないんだ」
モンツァでは現在2016年までF1開催契約をエクレストンとの間に結んでいる。だが、エクレストンは2017年以降の新契約締結に際しては開催権料の大幅値上げを要求しており、それに合意できない場合にはモンツァとの契約はできないと警鐘を鳴らし続けている。
マローニはさらに続けた。
「そのためにやるべきことは、プレッシャーをかけていくことだ。大衆の声やイタリア政府、そしてフェラーリがそれに加わることによってね」
「だから、私はフェラーリにはこう言って欲しいんだ。『もしモンツァでのグランプリがなくなるようであれば、フェラーリは今後F1に参戦しない』とね」
そう述べたマローニは、次のように付け加えた。
「月曜日(29日)には、アルファ・ミュージアムのオープニング式典でマルキオンネ(セルジオ・マルキオンネ/フェラーリ会長)と会うことになる。そこで彼とこのことについて話をするよ」