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カルロス・サインツJr.「レッドブルからはまだ連絡はない」

2014年10月20日(月)17:31 pm

先週末に開催されたフォーミュラ・ルノー3.5シリーズ最終戦で今季のシリーズチャンピオンとなったカルロス・サインツJr.だが、そのF1での将来に関してはいまだ不透明のままだ。

レッドブルの若手育成プログラムメンバーにあって目覚ましい活躍を見せる20歳のサインツJr.は、2015年にレッドブルへの昇格が決まったダニール・クビアトの後任としてトロロッソのシートに座るドライバー候補のひとりであることは間違いない。

だが、レッドブルでは来季トロロッソから17歳の新鋭マックス・フェルスタッペンをF1デビューさせることをすでに決定しており、フェルスタッペンのチームメートには経験のあるジャン-エリック・ベルニュを引き続き走らせたほうが賢明な策かもしれないと示唆している。

かつて4度F1チャンピオンに輝いた伝説的元F1ドライバーのアラン・プロストも、その考えに賛成のようだ。

「そうだね」とスペインの『Marca(マルカ)』に語ったプロストは、「私ならベルニュを手放さないよ。カルロスは非常に若いからね」

一方で、レッドブルのドライバー育成責任者であるヘルムート・マルコは、伝説的な元ラリードライバーであるカルロス・サインツを父に持つサインツJr.を昇格させるというリスクにチャレンジすることを望んでいると考えられている。

だが、スペインのヘレスで行われたフォーミュラ・ルノー3.5の最終戦でタイトルを確定させた後も、サインツJr.はまだ今後のことはどうなるか分からないと『El Mundo(ムンド)』紙に次のように語っている。

「まだ分からないよ。まだ彼ら(レッドブル)から何の連絡も受けていないんだ」

「僕は忍耐強いんだ。“イエス”と言えればいいけれど、待つしかない」

マルコからも連絡の電話はないのかと質問を受けたサインツJr.は、次のように続けた。

「いや、彼から電話はない」

「もちろん、僕は待っているよ。いつか彼が“イエス”あるいは“ノー”と言ってくると思う」

「どんな可能性だってあるから。僕がトロロッソからF1デビューできることを願っている。僕らは彼ら(レッドブル)のおかげで今ここにいるんだからね」

「そして、これからも彼らと共にいたいと思う。でも、そうならなければ、自分で人生を切り開いていくしかないね。ほかの目標を設定することになる。でも、2015年にはもちろんF1に行きたいよ」

一方、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で今季のチャンピオンに輝いたマルコ・ヴィットマンがトロロッソでF1カーをテストすることが決まっている。

BMWのワークスドライバーとしてDTMに参戦していたヴィットマンは次のように語った。

「彼ら(BMW)が僕のためにトロロッソでF1カーでのテストができるよう取りまとめてくれたんだ。でも、心配しなくていいよ。僕はDTMにとどまるからね」

さらに、ウィリアムズの控えドライバーであるフェリペ・ナスルもF1昇格のチャンスを虎視眈々(たんたん)と狙うひとりだ。そのナスルは今季のGP2タイトルをジョリオン・パーマーに奪われてしまったことで「動揺」していると認めている。

だが、ナスルはブラジルの『Globo(グローボ)』に対し、彼のスポンサーであるブラジル銀行の支援により、2015年にはロータスかザウバーからF1デビューを飾るチャンスも残されていると次のように語った。

「来年の計画はF1に行くことだ」

そう語ったナスルは、次のように付け加えた。

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