F1ドイツGP決勝を終え、マクラーレンのジェンソン・バトンとケビン・マグヌッセンが次のようにコメントした。
■ジェンソン・バトン「的はずれの作戦」
決勝/8位
「スタートはよかった。序盤は6番手まで上がった。そこまでは問題なさげに見えた。でも、2回めのピットストップで作戦を間違えたと思う。なぜ、あんなに早くピットインしたんだろう。分からない。とにかく作戦通りに動いたのに、タイヤをレース終了まで保たせるのがとてつもなく大変だった」
「作戦を外したのは悔しいが、その失敗から学ぶこともあるさ」
「ルイス(ハミルトンと30周目)に後ろから当てられたのは、すこしあせったよ。第6コーナーは多くのドライバーが大外から進入するんだ。出口のスピードを稼ぐためにね。おそらくルイスは、僕が抜かせてあげると思ったんだろう。でも、なんで進路なんか譲るかい?僕らは順位争いしていたんだぜ」
「ほんと今日は期待はずれだった」
■ケビン・マグヌッセン「行き場なく、衝突」
決勝/9位
「ほんとうに残念。第1コーナーの事故さえなければ、まともなレースができたと思う。再生映像を見たいところだが、僕的には、他に行き場があればフェリペ(マッサ)と当たらずに済んだ気がする。僕なりに事故を避けようとがんばったが、他にどうしようもなかった」
「衝突後にスピンした。結局ピットインしてノーズ部分を交換した。レース前半は最後方からの追い上げに費やしたんだ。ツイてなかったよ」
「でも、明るい話題もあるんだ。マシンの挙動がすばらしくよくて、後輪もしっかりグリップしていた。今までこのマシンではなかったことだ。以前はリアタイヤを保たせるのが割りと大きな課題だったけど、今日はだいじょうぶだった」
「何ポイントか得点できたのはよかった。でも、本来はもっと取れたはずだから、やはり残念だ。来週末のハンガリーGPでは好調を保っていい結果を上げたい」