2015年からのF1参戦を目指しているジーン・ハースは、拠点をアメリカに置く計画をしている。
今週ハースは、F1チーム「ハース・フォーミュラ」について、まずノースカロライナ州カナポリスにある自身のNASCARチームの本拠地を利用することを明らかにした。
「計画では、その建物の一部を使い、ここカナポリスをF1の本拠地にするつもりだ」
また、その後はおそらくヨーロッパに「サテライト」支部を作ることになるとハースは話している。
「ブリュッセルに事務所があり、その施設が使える」とハース。「だが、輸送面で理にかなっているのかどうかは分からない」
「理想を言えば、ゆくゆくはF1のメインオフィスをこのカナポリスに作って、マシンの組み立てと解体をする小さめのオフィスをドイツかイタリアのどこかに置くかもしれない」
元F1ドライバーで、その後アメリカのNASCARで活躍したコロンビア人のファン・パブロ・モントーヤは、ハースのこうした計画を聞いて驚いたと話している。『Le Figaro(フィガロ)』が伝えた。
「チームをアメリカで組織したいと考えているとしたら、クレイジーだと思うね」
「クレイジーだとさえ言えないよ。だって、まったく意味をなさない」とモントーヤ。「イギリスのスタッフをシャーロット(カナポリス近郊の都市)に移すなんて不可能だ」