突然、チーム代表であったエリック・ブーリエがロータスを離脱したものの、ロマン・グロージャンのロータスにおける立場には変わりがないと、新たに同チームの代表となったジェラルド・ロペスが語った。
ブーリエが、同郷のフランス人ドライバーであるグロージャンと密接な関係にあったことがよく知られていただけに、ブーリエが去った後、今後ロータスにおけるグロージャンの立場にも影響が出るのではないかとの声があがっていた。だが、ロータスの親会社ジェニイの会長でもあるロペスは、この件に関してフランスの『RMC』へ次のように語った。
「ロマンをGP2から(F1に)連れてきたのは我々だ。そして彼のキャリアはジャン-ポール・ドリオによって開始されていた。ドリオは友人でもあり、パートナーでもある」
「F1での(ドライバー)ラインアップの選択はエリック・ブーリエによって行われていたが、それを決定したのは我々だ」
グロージャンなどのドライバーを抱えるマネジメントチームであり、ブーリエが責任者を務めていたグラビティについても触れながら、ロペスは次のように付け加えた。
「それに、グラビティは100パーセント我々のものだ」
「グロージャンは今日のF1においても最高レベルのドライバーだと私は思っているし、近いうちに、今後に向けたかなり長期的な内容についても発表できると思う」