長年スペインでF1解説者を務めるアントニオ・ロバトは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今シーズンすべてのグランプリで優勝することに疑問を呈している。
レッドブルは昨シーズン、23グランプリのうち1つを除いて22勝しており、トリプルワールドチャンピオンとなったフェルスタッペンは、2024年も今のところさらに強そうに見える。
しかし、ロバトは近いうちに他のドライバーがレースで勝つのを完全に期待していると、日曜日にマドリードで行われたサッカーの試合で語った。
しかしながら、フェルスタッペンの優勢がF1にとって問題であることは認め、ロバトは『DAZN』に語った。
「我々は問題を抱えている。彼の名前はマックスで、名字はフェルスタッペンだ。でも、マックス以外のドライバーの勝利を解説することになるだろうね。もしそれが今年でなければ、来年になるだろう」とロバトは笑った。
「先日、ある統計を見たんだ。過去20レースのうち、彼は19勝している。彼から1勝を奪えたのはカルロス・サインツだけだ。だから今のレースの病的な部分は、誰かがフェルスタッペンに勝てるかどうかということなんだ」
ロバトは、F1では優位に立つのが普通だが、フェルスタッペンとレッドブルの優位の規模は「普通ではない」と言う。
「すべての物事にはサイクルがあるものだ。しかし、我々が経験していることは普通ではないということをはっきりさせなければならないことだ」
「彼は故障もしないし、何も起こらないし、1つのミスも犯さない。そして、彼は美しい戦いを望んでいるのだから、実に残念なことだ」。