フェラーリから華々しくF1デビューを飾り、見事な走りで世界中から注目と期待を集めている18歳のオリバー・ベアマンは、すでにルイス・ハミルトンの後継者として次世代のフェラーリF1ドライバーに推す声もある。
■ハミルトンの後継者候補は早すぎる
サウジアラビアのジェッダで盲腸の緊急手術をすることになったカルロス・サインツの代役にフレデリック・バスール代表が抜擢したのは18歳のベアマンだったが、パフォーマンスがあまりに印象的だったため、来季のシートの噂のみならず、将来フェラーリF1を背負って立つドライバーという期待が高まっている。
しかし、バスール代表は笑いながらこう語った。
「“ポスト”ルイス・ハミルトン(後継者)について話し始めるのは止めよう。ルイスはまだチームに入ってすらないんだから!」
「でも、ジェッダは“オリー”にとって良い兆しだった。メルボルンとイモラ(オーストラリアGPとエミリア・ロマーニャGP)で彼は再びF2でレースをすることになるが、それが彼にとって最も重要なチャレンジになることは間違いない」。
そんな期待の新人は、来季は小松礼雄チーム代表率いるハースF1からフルタイムF1デビューする可能性が高いと思われている。