F1第2戦サウジアラビアGP(ジェッダ市街地サーキット)予選が行われ、急遽フェラーリからF1デビューを飾ることになったオリバー・ベアマンが次のように振り返った。
●【F1第2戦サウジアラビアGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
ベアマンは、体調不良だったカルロス・サインツ(フェラーリ)が虫垂炎(いわゆる盲腸)の手術を行うことになったため、グランプリ2日目のフリー走行3回目から急遽F1デビューを飾った。
たった1時間のフリー走行で実車での練習を行い、いきなり100%アクセル全開で走る予選に臨むという難しい状況だったが、Q3進出にわずかに届かなかった。トップ5チームで唯一Q3進出を逃したが、その一角を崩したのが角田裕毅(RB)だった。
■オリバー・ベアマン(フェラーリ)
予選: 1:28.642、11番手
「素晴らしい一日だったけれど、もっと良くなっていたかもしれない。F1デビューとしては理想的な形ではなかったし、もちろんカルロス(サインツ)の回復を心から祈っている」
「でも、それでも素晴らしいチャンスだ。FP3の22周よりも多く走って、予選に臨みたかった。でも、たとえQ2が少し乱れたとしても、今日のことにはまだ満足できるよ。すごく惜しかったけど、最初のプッシュラップでミスをしてしまったから、2周目を走らなければならなかったし、そのときにはもうタイヤはベストの状態ではなかったんだ」
「今はこのチャンスを明日に生かす準備はできている。ポイントを獲得できればうれしいけれど、マシンを持ち帰ることに集中する。でも本当に難しいトラックでの初めてのレースなので、過度な期待はできない」。