ハースF1の小松礼雄チーム代表は、予選でニコ・ヒュルケンベルグに大きく遅れをとっているケビン・マグヌッセンに対して「容認できない」と警告した。
苦戦を強いられていた小さなアメリカン・チームのオーナー、ジーン・ハースは、この冬に長年のボスであったギュンター・シュタイナーを更迭し、エンジニアの小松礼雄を昇格させた。
しかし、間違いなくハースにとってより大きな関心事は、昨年のマシンの根本的な欠陥である、ロングスティントでのタイヤの過剰な摩耗を解決することだった。バーレーンでは、ハースがその分野で明らかな進歩を遂げたことが明らかになった。
しかし、同様に明らかだったのは、Q3に進出したヒュルケンベルグとマグヌッセンの予選ペースにはコンマ7秒もの大きな開きがあったことだ。
■ヒュルケンベルグを絶賛
「予選では強力なフロントが必要です。そうすれば、限界までマシンを走らせることができるからです。マシンの微調整に関しては、ニコは本当にうまい。そしてニコは、ナイフエッジの上(ミスが許されないギリギリのライン)でバランスを取りながら、すべてを引き出すのが本当に、本当にうまいんです」
■マグヌッセンに必要なマシンはわかっている
「一方、ケビンはマシンのバランスを必要とします。予選では、あることを達成するために、コーナーで彼が基本的に必要とするものを犠牲にしてしまい、ラップをまとめることができませんでした。でも、我々はそこから学んだんです」
「正直なところ、それはケビンのドライビングスタイルです。それはわかっています。それを修正する方法もわかっています。ジェッダではもっといい走りができるでしょう」。
■予選でコンマ7秒差は受け入れがたい
小松代表は、マグヌッセンの才能や技術そのものを批判しているわけではないことを明らかにした。
「彼にはたくさんの才能がある。ただ、Q2で突然コンマ7秒差になってしまいました。彼の側からも私たちの側からも、それは受け入れられません。私たちはもっと頑張ります」。