2024年2月15日、オラクル・レッドブル・レーシングは2024年の新車『RB20』を発表した。
●【画像集:F1新車2024】オラクル・レッドブル・レーシング『RB20』
F1参戦20年目のシーズンを迎え、20年にわたるレッドブル・カルチャーを記念したチームの新キャンペーン『Forever Rebl』をスタートさせた。
カラーリングは、昨年と大きく変わらず安定したレッドブルカラーだが、注目はそのマシンの形状だ。
エイドリアン・ニューウェイのチームが生み出した『RB20』は、フロントウィングからリアウィングまで洗練された印象で、まるで気流が見えてきそうだ。
搭載するパワーユニットは『ホンダ RBPTH002』で、栃木県さくら市にある『HRC Sakura』でホンダ・レーシングが開発と製造を手掛けている。今年も安定した速さを見せてくれるだろう。
■350人が『RB20』の発表を見守る
レッドブルF1は今年のRB20の発表で、選ばれた幸運なファンたちをレッドブル・テクノロジー・キャンパスの発表会に招待した。
会場では350人を超えるファン、チームパートナー、メディア関係者が『RB20』の発表を見守った。
司会は、13度のグランプリ優勝経験を持つデビッド・クルサードとデリン・アデトシエが務めた。チーム代表兼CEOのクリスチャン・ホーナー、3度の世界王者マックス・フェルスタッペン、通算6勝で2023年は2位に輝いたセルジオ・“チェコ”・ペレス、さらにレッドブル・アカデミー・プログラム・ドライバーのエメリー・デ・ホイスとハムダ・アル・クバイシが参加した。
■過去20年間、徹底的に集中して成し遂げてきた
調停中のせいか、やや表情が硬く見えたクリスチャン・ホーナー代表だが、RB20について次のように語った。
「今年はチームの歴史において記念すべき年だ。過去20年間、レッドブルはF1の状況を変えることに成功してきた。それは、これまでとは違うことをしようと決意すること、ハードに戦い、さらにハードにレースをすること、そしてこのスポーツで最も大きな賞を争うことに徹底的に集中することによって成し遂げられたことだ」
「我々は幸運にもそれを何度も成し遂げ、これまでに7度のドライバーズタイトル、6度のコンストラクターズチャンピオンシップ優勝、113回のレースでの勝利が、レッドブルのチームビジョンの成功を証明している」
「その物語の最新章が今日、RB20で始まる。スリリングで競争の激しいシーズンになるだろうが、昨年も見たように、このチームは絶頂期を迎えており、マックスとチェコはどんなサーキットでも、どんなコンディションでも力を発揮できる2人のドライバーがいる。過去20年間と同様に、表彰台、勝利、そして願わくばさらなるチャンピオンを目指して戦っていけると確信している」。