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メルセデスF1はアブダビで“わざと”負ける？狙いはランキング3位？

今週末の2023年コンストラクターズ選手権2位争いで、メルセデスはフェラーリに負けることを望んでいるのではないかというとんでもない噂が流れている。

■メルセデスはランキング3位狙い？

メルセデスはフェラーリにわずか4ポイント差でアブダビGPを迎えている。不思議なことに、メルセデスのトト・ヴォルフ代表は前回ラスベガスで、結果にはあまり興味がないと語り「勝つことが目的だ」と彼は『Sky Deutschland（スカイ・ドイツ）』に語った。

「従業員にとっては経済的な面も含めて大きな違いがあるが、私はあまり気にしていない」。

F1からの公式賞金では3位のチームより2位のチームが数百万ドル多く受け取っているのは事実だが、複雑な現代F1レギュレーションに従えば、下位チームの方が風洞での開発時間をより多く得られるのは事実だ。

それゆえ、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、ヴォルフの戦略がアブダビで“フェラーリに負ける”ことかもしれないと示唆するのは不合理ではないと認めている。

「レギュレーションがそういう説を後押ししているんだ」と彼は『Sport1（スポルト1）』に語った。

「3位よりも2位のほうが多くの賞金を得られるとはいえ、風洞での貴重な時間も失うことになる」

「ワールドチャンピオンが最も少なく、最下位が最も多い。2024年にトップに返り咲きたいトップチームの責任者として、何がより良いかを慎重に検討する必要がある」とシューマッハは説明した。