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アルファタウリF1エンジニア、角田裕毅のリタイア原因は?「ユウキはソフトタイヤの賭けに出て序盤は成功した」バーチャル・セーフティカーで流れが変わる

2023年11月19日(日)19:47 pm

F1第22戦ラスベガスGP(ラスベガス・ストリップ・サーキット)の決勝レースが行われ、アルファタウリF1のジョディ・エジントン(テクニカル・ディレクター)が次のように振り返った。

●【2023F1第22戦ラスベガスGP】開催スケジュール・全セッションの結果

■ジョディ・エジントン(アルファタウリF1、テクニカル・ディレクター)

決勝レース:14位、DNF

「今夜は難しいレースで、最終スティントまでフロントタイヤのグレイニングが両車に大きな影響を及ぼし、状況が改善してからは、車からもう少し良いペースを引き出すことができた」

「ユウキ(角田裕毅)が最後尾スタートだったので、我々はソフトタイヤでレーススタートする賭けに出たが、最初はこれがとてもうまく機能し、彼が12番手に浮上するのに役立った」

「しかし、バーチャル・セーフティカーの直後、フロントタイヤのグレインが劇的に悪化し、理想よりも早くピットインを強いられた。残りのレースでも同様のグレイニングの問題に悩まされ、かなりのマネジメントが必要だった」

「さらに、パワーユニットの問題が疑われたため、レース終盤にはリタイアせざるを得なかった」

「ダニエル(リカルド)も第1スティントでグレイニングの影響を受けたが、ストップ時の調整とハード・コンパウンド・タイヤへの交換でグレイニングを抑えることができた。タイヤが十分な作動範囲に入ると、ダニエルはレース後半により良いパフォーマンスを引き出すことができた」

「週末を総括すると、このサーキットのセットアップ要件をもっと把握して、クルマからより多くのパフォーマンスを引き出すことができなかったのが悔しい」

「しかし、今夜のレースではセットアップの見直しが必要な領域が詳細に浮き彫りになったし、幸運なことに、ウィリアムズはポイントを獲得できていないため、コンストラクターズ選手権7位争いは最終戦アブダビに持ち越された」

「理論的には、今年最後のサーキットはここよりも我々のパッケージに合っているはずだから、次の週末にそれを達成する可能性を最大化するために、ふたりのドライバーにもっといいマシンを提供することに今は全力を注いでいる」。

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