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「F1代表から電話もメールもない」難航するアンドレッティ・キャデラックのF1参戦でもGMは「他チームと組むつもりはない」

2023年11月10日(金)19:17 pm

GM(ゼネラルモーターズ)の社長が、F1に参戦するためにアンドレッティからほかの既存F1チームに乗り換えるようなことはしないと主張した。

■難航するアンドレッティ・キャデラックのF1参戦

10月下旬には、『AP通信』でスポーツ担当記者を務めるジェナ・フライヤーが、「F1首脳部がGMに対してアンドレッティではなく、ほかのチームと手を組まないかと持ちかけていたことを3人の関係者が認めた」と報じていた。

元F1ドライバーでもあるマイケル・アンドレッティがGM傘下のキャデラックと提携して進めているアンドレッティ・キャデラックF1プロジェクトは、すでにF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)から2025年にF1に参戦する承認を得ている。

しかし、実際のところ、ほとんどの既存F1チームだけでなく、F1オーナーであるリバティ・メディアもそれに強く反対している。チーム数が現在の10チームから11チームに増えることで、各チームへの収益分配が減少したり、既存チームの価値が下がってしまったりするリスクがあるためだ。

アンドレッティ・キャデラックのF1参戦問題に関しては、すでにFIAの手を離れ、リバティ・メディアが運営するF1商業権管理運営組織であるFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)との交渉段階に入っている。だが、今のところ同チームがすんなりと2025年からの参戦を認められる可能性は低いと考えられている。

■キャデラックをアンドレッティ以外と組ませることはないとGM社長

だが、ゼネラルモーターズのマーク・ロイス社長は、キャデラックの契約が単にアンドレッティからほかの既存F1チームに移るようなことはないと主張している。

「GMはアンドレッティと組んでF1に参戦することを確約している」

そう語ったロイスは、次のように付け加えた。

「アンドレッティとキャデラックのコラボレーションは、レースのために作られた2つのユニークな存在が団結するものであり、そのどちらもモータースポーツで世界的に成功を収めてきた長い歴史を持っている」

■ラスベガスGPでの「活性化」を期待するアンドレッティ陣営

フライヤー記者によれば、現在、「少人数の幹部グループ」が来週末に行われるF1第22戦ラスベガスGP(現地時間18日決勝)を訪れ、そこでアンドレッティ・キャデラックのF1プロジェクトを「活性化させることを期待している」という。

フライヤー記者は、次のように付け加えている。

「アンドレッティは先月のアメリカGPにおいて、F1代表(CEO)のステファノ・ドメニカリは電話やメールを返してくれないとAP通信に語った」

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