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アルファタウリF1エンジニア「リカルドを助けた角田裕毅が成功の鍵だった。感謝したい」フェルスタッペンに0.1秒差まで迫る予選4番手からポイント狙う

2023年10月29日(日)19:14 pm

アメリカ大陸3連戦の2戦目、F1第20戦メキシコGP(アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス、メキシコ・シティ)の予選が行われ、アルファタウリF1のジョナサン・エドルズ(チーフ・レース・エンジニア)が次のように振り返った。

●【2023F1第20戦メキシコGP】全セッションの結果・開催スケジュール

■ジョナサン・エドルズ(アルファタウリF1、チーフ・レース・エンジニア)

FP3:7番手、9番手
予選:4番手、15番手

「金曜日の時点からマシンがここで良いパフォーマンスを示している兆候は見えていたが、どちらのドライバーも完璧なバランスを保てなかったため、FP2の後には多くのパフォーマンスを引き出すことができた。チームは夜間、特にタイヤに関する分析に力を入れ、土曜日に向けて変更と改善を行った。FP3と予選の路面温度はFP2とほぼ同じだったので、一貫したコンディションで作業ができた。最初から、変更が正しい方向に向かっているのは明らかだった」

「ダニエル(リカルド)はミディアムタイヤでの最初の走行で非常に競争力があったが、彼とユウキ(角田裕毅)はソフトコンパウンドでは少し苦戦した。スウィートスポットを見つけるのは難しかったが、そのおかげで予選に向けた土台を作ることができた」

「最後尾からスタートするユウキは、予選中ずっとダニエルにトウを与え、チーム・プレーヤーとしての意地を見せた。これが今日の成功の鍵となった。このおかげでダニエルはQ1でタイヤを1セット温存することができ、ソフトコンパウンドを2セット残してQ3に臨むことができた」

「その上、ダニエルとAT04は今日も快調で、タイムシートの上位にコンスタントにタイムを刻んでいた。Q3の最後の走行ではコースが少し変わり、多くのチームがタイムを上げられなかったが、それでもダニエルの最初のラップは明日の4番グリッドを獲得するのに十分な速さで、セクター3はパープル(全体ベスト)でマックス(フェルスタッペン)とはわずか0.1秒差だった」

「ユウキにとっては、クルマがとても好調な週末に最後尾からスタートすることになり、受け入れがたいことだった。ダニエルを牽引してくれたおかげで今日の結果につながったので、チームとして彼に感謝したい」

「今週末のパフォーマンスはこれまでのところ今季最高だが、今日はポイントが得られないので、予選での力強いパフォーマンスを明日のポイントにつなげるという目の前の仕事に集中しなければならない」。

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