アメリカ大陸3連戦の2戦目、F1第20戦メキシコGP(アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス、メキシコ・シティ)が開幕し、アルファタウリF1のジョナサン・エドルズ(チーフ・レース・エンジニア)が次のように振り返った。
●【2023F1第20戦メキシコGP】全セッションの結果・開催スケジュール
■ジョナサン・エドルズ(アルファタウリF1、チーフ・レース・エンジニア)
FP1:8番手、17番手
FP2:6番手、12番手
「今日のFP1ではアイザック(ハジャー)にユウキ(角田裕毅)のクルマを運転してもらったが、彼はチームでとても良い仕事をしてくれた。モンツァと同等のダウンフォースレベルで、グリーン・トラックからスタートのため、フリー走行ではルーキードライバーにとっては決して簡単なサーキットではないが、アイザックは我々が彼に求めたことをすべて実行し、有用な空力データを収集し、競争力のあるラップタイムを記録した」
「FP1でのダニエル(リカルド)の焦点は、オースティンでマシンに乗ったときの知見に基づいたセットアップ作業だった。いくつかの興味深い方向性を探り、FP2にも反映され、ある程度のパフォーマンスを見つけたと思う」
「FP1では、タイヤと、グリップの低い路面での最適な使い方を理解することがトピックとなったが、我々の限界はフロントエンドにあった」
「ユウキはFP1では欠場していたが、FP2で復帰し、マシンのフィーリングをつかむのに時間がかかり追い上げた。しかし、ソフトコンパウンドのショートランの時点では、そこそこのタイムが出ていた」
「ダニエルはユウキより30周多く周回したことでマシンに少し慣れていたし、マシンのポテンシャルを示すことができた」
「ユウキは新しいパワーユニットを投入する必要があったため、日曜日は最後尾グリッドからのスタートとなるが、今日のペースを考えれば、ダニエルは明日のQ3進出を狙えると信じているし、残りの週末も楽観視している」。