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フェルスタッペンの挙動を見ていたハミルトン、2024年も「追いつくのは並大抵ではない」 唯一の希望“レッドブルF1チーム内崩壊が冬に起こる”と元F1ドライバー

2023年10月22日(日)21:53 pm

現在、F1は“マックスの時代”が到来している。ルイス・ハミルトン(メルセデス)は接戦にするためにルール変更を求めているが、FIAのモハメド・ベン・スラエム会長は、マックス・フェルスタッペンとレッドブルの支配を抑えるためのルール介入をすでに否定している。

●【2023F1第19戦アメリカGP】全セッションの結果・開催スケジュール

■ハミルトンが弱気?「追いつくのは並大抵ではない」

ルイス・ハミルトンは土曜日に行われたオースティンのスプリントレースでメルセデスを駆り2位でフィニッシュし、アメリカGPの新しいフロア(2023年に向けた最後の大きな開発)にもかかわらず、フェルスタッペンは簡単に自分を引き離せると語った。

「マックスのクルマがどんな動きをしているか、どんな挙動をしているかを見るにはいいポジションだったよ」と7度のワールドチャンピオンのハミルトンは語った。

「少なくとも、自分たちがどこにいるかはわかっている。そして、やるべきことはたくさんある」

「来年に向けて本当に追いつくのは並大抵のことではないんだ」。

メルセデスの技術責任者ジェームス・アリソンが、今週末の新しいフロアは2024年に向けてのチームの方向性を示すものだと語っていたにもかかわらずだ。

「それが来年に向けて何かを暗示するものなのかどうかはわからない」とハミルトンは語った。

「彼ら(レッドブル)は素晴らしい開発チームを擁しているから、急速なな進歩を遂げるだろう。そうなると、僕たちがその差を縮められるかどうかはさらに難しくなる」。

■FIA会長「ルールを変えろ?無理な話だ」

ハミルトンは、フェルスタッペンが圧倒的な強さを見せる中、F1がもっとエキサイティングなものになるようFIAが介入するべきだとさえ何度か示唆している。

しかしFIAのモハメド・ベン・スラエム会長はオースティンで『AS』紙にこう語った。

「なぜ以前はルイスがずっと勝っていたのか?なぜミハエル・シューマッハがいつも勝っていたのか?」

「私は成功を罰することはできない。マックスの時代だ。正直なところ、どうすればいいんだ?ルールを変える?それはできない」

■唯一の希望はレッドブルF1のチーム内崩壊?

レッドブルのライバルたちにとって唯一の希望は、圧倒的な強さを誇るチームの舞台裏で不和が起きているという噂が本当なのではないかということだ。

クリスチャン・ホーナー代表とヘルムート・マルコ博士は今のところこの憶測を否定しているが、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハはさらなるトラブルが待ち受けているのではないか疑い、『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』に語った。

「冬にはレッドブルでサプライズ人事が行われるような気がするんだ」。

■マルコ、急なルール変更でポールポジションを逃しても歓迎する余裕

そのヘルムート・マルコは、オースティンで起きた“トラックリミット”論争にFIAが反応し、特定のコーナーでのペナルティーを甘くしたというニュースを歓迎した。

「残念ながら今日は変更されたんだ。そうでなければ(フェルスタッペンは)ポールポジションを獲得していただろうね」

「でも、これは論理的な解決策なんだ。前回のカタールでのタイヤ・ルールでも、このスポーツのために良い決定がなされたと思うよ」。

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