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【F1】2024年と2025年のマシンはほぼ同じものに?2024年中の2026年型マシン開発が禁止との報道

2023年10月17日(火)18:36 pm

レッドブルのライバルたちは、2024年に向けてより優れたマシンを生産しなければならないというプレッシャーを抱えている。というのも、これらのマシンは2025年型マシンのベースとして使用されることになる可能性が高いからだ。

■2025年型F1マシンは2024年型がベースに

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによれば、2025年1月1日まで2026年の新技術ルールに向けたF1マシンの設計と開発に関する準備を禁止する動きがあるという。

そうなれば、現在レッドブルが圧倒的な強さを誇っている中、苦戦を強いられているライバルチームにとっては現行の“グラウンド・エフェクト”レギュレーションが適用される最後の2シーズンに向けて、2024年型マシンのコンセプトをいかに正しいものにするかが重要となってくる。

2025年には2026年に新たに導入される新技術レギュレーションに合わせたマシン開発に全力をあげていく必要が生じるため、その年のマシン開発にそれほど力を注ぐことはできなくなるためだ。

つまり、2024年型マシンの開発に失敗してしまえば、2024年シーズンばかりか2025年シーズンも苦戦を強いられてしまうことが確定的となってしまうわけだ。

■現在の開発作業が二重に重要になるとメルセデス技術トップ

「予算が限られている中で2026年の開発に必要なパワーを確保するため、2025年モデルはおそらく完全な新設計にはならないだろう」

メルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンはそう認めると、次のように付け加えている。

「多くの部品は2024年から引き継がなければならないだろう。したがって、次の2つのマシンは密接に関連したものになる可能性が高い。そのため、次の2シーズンに向けて万全を期すためには、今行っている開発作業が二重に重要になる」

アストンマーティンのチーム代表を務めるマイク・クラックも次のように語り、このアプローチに同意している。

「シャシーを製造するときは、可能な限り柔軟に対応するつもりだ。我々は間違いなく、2025年を念頭に置きながら、2024年の計画を立てているよ」

いずれにしても、各チームの2024年型マシンと2025年型マシンはほぼ同じものとなる可能性が高いのは間違いなさそうだ。

■2026年には「カードが全てシャッフルされる」

アリソンはさらに、現在のレギュレーションの適用が終了する2025年が過ぎれば「カードが完全にシャッフルされることになるだろう」と語り、次のように付け加えている。

「これまでに起こったことは全て関係なくなるだろう。誰もが白紙からスタートすることになるんだ」

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