F1カタールGPで「トラックリミット」という茶番の問題が再び出てきた。
●【2023F1第18戦カタールGP】全セッションの結果・開催スケジュール
チーム代表らは、今年初めのオーストリアGPで見られた、トラックリミット違反によるラップタイム抹消のために正式発表まで長時間を要する現象は、カタールGPの新しい縁石によって解決されるだろうと期待していた。
しかし、金曜日の予選では複数のドライバーがファステストラップを抹消され、マクラーレンの両ドライバーはトップ3から落ちた。
ランド・ノリス(マクラーレン)はセッション後に10番手に落ち、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)はセッション後の公式インタビュー中に3番手から6番手への降格を知った。
■フェラーリF1代表「突風で5cmのコントロールが難しい」
フェラーリのボスであるフレデリック・バスールは、セッション後に「我々のスポーツは単純にうまくいっていないよ」と語り、次のように続けた。
「見栄えはよくないが、今はレースが心配だよ。突風が吹いているせいで、ドライバーは重要な5cmを管理するのが難しいんだ」
「でも本当に重要なのは、リアルタイムで情報を得ることだ。レースディレクターにとっては複雑なことだと思うが、オーストリアのようにならないことを願っているよ」。
■ヘルムート・マルコ「月曜日の朝にしか結果は出ない」
レッドブルのヘルムート・マルコ博士も同意する。
「もっといい解決策があるはずだ。このトラックリミットをどうにかしなければならない」と『Sky Deutschland』に語った。
「結果は数分ごとに変わる。最終的には解決策が必要だ」
オーストリアの状況はレッドブルが所有するサーキットで発生したため、マルコは彼のアイデア(コース縁は白線ではなくゴム製の突起)は「却下された」と語った。
「今は砂利を敷き詰めたコンクリートスラブを考えよう」
「でも、今どうすればいいんだ?もし明日もこのままなら、月曜日の朝にしか結果は出ないだろうね」。