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【レッドブル】将来的には自社製造F1エンジンを8台のマシンに搭載することも可能に

2023年09月13日(水)18:11 pm

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2026年以降、将来的には最大8台のマシンにレッドブル・フォードが開発・製造したF1エンジンが搭載される可能性もあると語った。

■将来的には8台にレッドブルF1エンジン供給も可能に

2026年からフォードと手を組むことになっているレッドブルだが、当初の計画は自分たちのエンジン製造部門であるRBPT(レッドブル・パワートレインズ)で製造するエンジンを搭載するのはレッドブル・レーシングとそのセカンドチームであるアルファタウリの2チームだけだ。

だが、RBPTのCEOを兼務するホーナーはこのほど『DAZN(ダゾーン)』に次のように語った。

「もし我々のエンジンが顧客にとって魅力的なものであれば、将来的にはほかのチームにエンジンを供給するための交渉にも応じるつもりだよ」

「だが、今のところ、我々は自分たちがやっていることに集中する必要がある」

「フォードとの関係は非常にうまくいっているよ。だが、我々は基本的に独立したメーカーであり、長い目で見ればそれがアドバンテージになる」

「しかし、我々の施設は8台のマシンにエンジンを供給することが可能となるだろう。長期的にはそうできると考えているよ」

つまり、レッドブルとアルファタウリ以外に、あと2チームに自分たちのエンジンを供給することも可能になるはずだと語ったホーナーは、次のように付け加えた。

「今のところ、我々の目標はグループをシャシーチームに統合することだ。そうすれば彼らはひとつの集合体として機能することができる。それは大きな挑戦だ。だが、私はそれが正しい道だと思うし、まずまずの進歩を遂げているよ」

■現在の最強F1エンジンはフェラーリ?

だが、2025年まではホンダエンジンを継続使用することになっているレッドブルにとって、2026年からの自社エンジン製造プロジェクトがかなり大きな挑戦となることは間違いないだろう。

ドイツのモータースポーツ専門誌である『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、GPSを使った分析の結果、現在のF1で最もパワフルなエンジンを有しているのはフェラーリだという。

実際のところ、フェラーリは2週間前にF1イタリアGPが行われたモンツァ・サーキットにおいてかなりの競争力を示していたのは確かだ。

「驚くような結果だったよ」

「我々に速いマシンがあるのはわかっていた。だが、フェラーリはストレートで非常に速かった」

そう語ったホーナーは、次のように付け加えた。

「我々は巨大な相手と戦っているわけだし、1レース1レースをこなしていくだけだよ」

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