フェラーリのチーム代表を務めるフレデリック・バスールが、カルロス・サインツとの契約交渉を行う用意があることを認めた。
■2024年で現在の契約が切れるルクレールとサインツ
現在フェラーリのドライバーを務めているモナコ出身のシャルル・ルクレールとスペイン出身のサインツはどちらも2024年シーズンまでの契約を結んでいる。
25歳のルクレールに関しては、フェラーリから3年の契約延長オプションが付いた2年契約を提示されていると噂されているが、28歳のサインツに関してはフェラーリから何らかのオファーが提示されたというような情報は伝えられていない。
だが、サインツ本人は、できるだけ早く2025年以降の契約を結びたいと考えていることを認めている。
■今季が終わる前にサインツと交渉するとバスール
こうした中、フランス出身のバスールは、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。
「だから、我々としてはシーズン終了前にカルロスと話し合うことになるよ」
■サインツにはアウディF1プロジェクト加入の噂も
そのサインツに関しては、2025年にはザウバー(現アルファロメオ)に移籍する可能性があるとの噂がささやかれている。ザウバーは2026年からエンジンサプライヤーとして正式参戦するアウディのワークスチームとなることが決まっており、やはりなるべく早いうちに優秀なドライバーを確保しておきたいところだろう。
現在バルテリ・ボッタスと周冠宇のラインアップで戦っているザウバーが2026年に向けてどのようなドライバー体制を構築しようとしているのか、そしてフェラーリとサインツの今後の動きにも興味が持たれるところだ。