F1第12戦ハンガリーGP(ハンガロリンク)の予選が快晴の中で行われた。初めてATA方式で試行され、全員が指定タイヤコンパウンドを履いて各セッションに臨んだ。
●【2023F1第12戦ハンガリーGP】開催スケジュール・全セッション結果
■リカルドQ2進出!角田裕毅、ラッセル、アルボンもQ1敗退
予選Q1では、全員がハードタイヤを履いて臨んだ。
Q1トップタイムはジョウ・グァンユ(アルファロメオ)で好調さをアピール、2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)だった。
レッドブルと同じホンダRBPTのパワーユニットを使っているアルファタウリは、角田裕毅が17番手でQ1敗退を喫した。一方、F1に復帰して2日目のダニエル・リカルドは角田を0.013秒上回る15番手でQ1を突破してベテランの巧さを見せつけた。
【Q1:F1ハンガリーGP】
16 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
17 角田裕毅(アルファタウリ)
18 ジョージ・ラッセル(メルセデス)
19 ケビン・マグヌッセン(ハース)
20 ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
■リカルドQ2敗退も好結果。サインツは悔しいQ2敗退
ATA方式で行われている予選Q2では、全員がミディアムタイヤを履いて臨んだ。
Q2トップタイムはランド・ノリス(マクラーレン)で前戦からのパッケージの仕上がりの良さを見せた。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。
カルロス・サインツ(フェラーリ)は11番手でQ2を突破できなかった。
アルファタウリF1のダニエル・リカルドは13番手でQ3進出はならなかったものの、F1に復帰して2日目でQ2へ進出したことはさすがベテランだ。
【Q2:F1ハンガリーGP】
11 カルロス・サインツ(フェラーリ)
12 エステバン・オコン(アルピーヌ)
13 ダニエル・リカルド(アルファタウリ)
14 ランス・ストロール(アストンマーティン)
15 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
■ハミルトンが復活のポールポジション!
ATA方式で行われた予選Q3では、全員がソフトタイヤを履いて臨んだ。
0.003秒差でポールポジションを獲得したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)だった。ハミルトンは2021年の第21戦F1サウジアラビアGP以来となる通算104回目のポールポジション。ハンガリーGPでは2021年以来9回目で、1つのサーキットでの最多ポールポジション記録を更新した。
メルセデスにとっては、昨年のジョージ・ラッセル(メルセデス)に続きハンガリーGPで4年連続のポールポジションとなった。
2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)だった。
オスカー・ピアストリは4番手に入り、マクラーレンは前戦からの好調ぶりをキープしている。
アルファロメオはジョウ・グァンユが5番手、バルテリ・ボッタスが7番手と大健闘を見せた。
フェラーリはシャルル・ルクレールがなんとか6番手に入ったものの、簡単ではないレースになりそうだ。
8番手にはポイントランキング3位のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)。同4位のハミルトンが16ポイント差で迫っている。
セルジオ・ペレス(レッドブル)はQ3に進出したものの9番手という苦しい予選結果になった。ポイントランキングは2位をキープしているものの、アロンソとは19ポイント差、ハミルトンとは35ポイント差だ。
10番手には好調のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が入っている。
【予選結果:F1ハンガリーGP】
1 L.ハミルトン(メルセデス)
2 M.フェルスタッペン(レッドブル)
3 L.ノリス(マクラーレン)
4 O.ピアストリ(マクラーレン)
5 G.ジョウ(アルファロメオ)
6 C.ルクレール(フェラーリ)
7 V.ボッタス(アルファロメオ)
8 F.アロンソ(アストンマーティン)
9 S.ペレス(レッドブル)
10 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
11 C.サインツ(フェラーリ)
12 E.オコン(アルピーヌ)
13 D.リカルド(アルファタウリ)
14 L.ストロール(アストンマーティン)
15 P.ガスリー(アルピーヌ)
16 A.アルボン(ウィリアムズ)
17 角田裕毅(アルファタウリ)
18 G.ラッセル(メルセデス)
19 K.マグヌッセン(ハース)
20 L.サージェント(ウィリアムズ)