2023年F1第7戦モナコGP(モンテカルロ市街地)を終え、アルファタウリF1のジョディ・エジントン(テクニカル・ディレクター)が次のように語った。
●【2023F1第7戦モナコGP】決勝レースの結果、タイム差、周回数
■ジョディ・エジントン(テクニカル・ディレクター)
決勝レース:12位、15位
「非常に悔しいレース結果となった。ユウキのペースは良く、タイヤのグレイニングをうまくコントロールしてすべて計画通りだった」
「ニックは同じような状況で、グレイニングに少し苦しんだがペースも良く、タイヤ性能が戻れば後続を引き離すことができた。だからドライの状態では、雨が降ろうが降るまいが、2台のクルマはそれなりにいい位置につけていたんだ」
「雨が降ってきて、我々のクルマは2台とも同じラップでインターに入ったが、これは正しい選択だった」
「しかしユウキは、何度もブレーキを調整しながらも、すぐに苦戦を強いられた。ブレーキングが安定しないため、ブレーキングのタイミングを合わせることができず、タイムが伸びず、マクラーレンに抜かれ、そのままコースアウトしてしまった」
「ニックはこの問題の影響を受けず、インタータイヤで良いラップタイムを刻むことができたが、今日は雨の影響でポイント圏内には入れなかった。モナコでは決して簡単ではないんだ」
「全体的に、クルマは予選でもドライでも良いペースを示してくれたが、特にライバルたちに1台が先行できた日だっただけに、その仕事をやり遂げることができず、ポイントを獲得することができなかったことは非常に残念だ」
「ブレーキングに関する問題を理解する必要がある、エアロのアップデートについては、まだ学ぶべきことがたくさんある。バルセロナで我々のクルマが次のステップに進むのを楽しみにしているよ」。