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「何が起こったのか話そう」と“あの現場”にいたF1カメラマン・・・オコン「時速300kmでピットインしたら人がいた、クレイジーだ」

2023年05月02日(火)9:23 am

日曜日のF1アゼルバイジャンGPのピットレーンで起きた恐ろしい出来事の現場にいたF1カメラマンが、「何が起こったのか話そう」と現場の状況を語った。

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■オコン、時速300kmでピットインしたら人が集まっていた

51周のレースで一度もピットストップすることなく50周走っていたエステバン・オコン(アルピーヌ)が、最終ラップの1周前にピットストップ義務を果たすべく全速力でピットレーンに入ってきたところ、パルクフェルメの準備をするFIAのスタッフやカメラマンたちの“壁”があったという恐ろしい出来事について、FIAは自らの関係者を召喚して説明を求めた。

オコンはその時の様子をこう語った。

「時速300kmでピットインしたんだ」

「かなり遅めのブレーキングだったんだけど、周りに人がいるのが見えた。クレイジーだ。大きな、大きな事故になったかもしれない」

幸運にも、間一髪で集まっていた人々は分散したが、オコンはペースを落とさなければならなかった。

■FIA、次のレースでは改善すると確約

レッドブルのクリスチャン・ホーナーは、「エステバンは最終ラップでピットインし、ピットレーンでレースを終える権利があるのだから、これは見直すべきことだ」と語った。

FIAは改善の必要性を認め、「このような状況が二度と起こらないようにするために、これらの手順を再考する」と述べた。

「FIAの代表は今回の事態に遺憾の意を表明し、次のイベントまでにそうすることを我々のために確約した」とF1統括団体は付け加えた。

■「何が起こったのかを話すよ」

しかしながら、他のオブザーバーやコメンテーター、特に見出しを書く人や放送局は、最近のF1において最も危険な状況のひとつと呼んでいる。

しかし、急きょ退散することになったカメラマンの1人、ロシアのエフゲニー・サフロノフは、この事件は見出しが主張するほどひどいものではなかったと語った。

「私はその場にいたよ」

「レースがベストな状態でなかった時の良い例なので、何か議論する必要がある」

「そして、“悲劇的な結末を迎えたかもしれない”というような見出しよりも、もっと良い見出しが必要だ」

「何が起こったのかを話すよ」とドバイを拠点とするサフロノフが付け加えた。

「今回は、FIAがいつもよりちょっと早めにゴーサインを出したんだ。そして、カメラマンだけでなく、オフィシャルも参加した」

「そうだね、確かに危険だった。起こるはずのないことだ」

「だけど今回のケースでは、一人の人間がハンドルを握り、彼のクルマにはブレーキが備わっていたんだ」。

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