F1第6戦スペインGP(バルセロナ-カタルーニャ・サーキット)の2日目、フリー走行3回目が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がわずかな差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を抑えてトップタイムをマークした。また2日目もメルセデス勢が速さを見せている。
●【2022F1第6戦スペインGP】フリー走行3回目のタイム差、周回数
チャンピオンシップリーダーのルクレールは、燃料を少なめにしたショートランでソフトタイヤを履いて1分19秒772をマークし、2番手のフェルスタッペンに0.072秒差をつけた。
トップから0.148秒差の3番手につけたジョージ・ラッセル(メルセデス)は、7度のワールドチャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑えた。
2日目も好調なメルセデス勢はここで多くのアップグレードを行い、ようやくポーパシングの解決策を見出したようで、ストレートでの競争力が大幅に向上している。
季節外れの暑さとなったが、トップ6台の3チームは2セットのソフトタイヤを装着し、6台の差は0.5秒未満だった。
7番手のランド・ノリス(マクラーレン)は、金曜日のフリー走行中に縁石に乗った際にフロアを破損し、修理を終えてからフルアップグレードした状態で走行している。
8番手はハースのケビン・マグヌッセン、9番手はバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)で、トップ10の最後はアルピーヌのエステバン・オコンだった。
■“グリーン・ブル”のアストンマーティンは12番手
7番手のノリスから0.5秒差だったもののチームメイトのダニエル・リカルド(マクラーレン)は11番手だった。
大幅アップデートを投入して物議を醸しているアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが12番手につけた。
13番手には地元の大観衆の大声援を受けてモチベーションが高いフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、それにジョウ・グァンユ(アルファロメオ)と角田裕毅(アルファタウリ)が続いた。
12番手のベッテルから0.5秒遅れのランス・ストロール(アストンマーティン)は16番手、17番手と18番手にはウィリアムズ勢が続いたが、アレックス・アルボンとニコラス・ラティフィには0.8秒近くの差がついている。
ミック・シューマッハ(ハース)は右リアのブレーキから火が出て、わずか4周を走ったのみでセッションを早めに切り上げた。チームは念のためギアボックスの交換を行い、予選に間に合うように準備を進めている。
ピエール・ガスリー(アルファタウリ)はインスタレーションラップを終えた後、マシン後方から白煙が出てしまい、セッション終了までに修復することができなかったため、ラップタイムを残すことができなかった。どうやらエンジンのオーバーヒートということだ。
予選はこのあと日本時間23時から始まる。