2022年スペインGPのフリー走行2回目は、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が2セッション連続でトップタイムをマーク。それに続いたのはなんとメルセデスだった。
●【2022F1第6戦スペインGP】フリー走行2回目のタイム差、周回数
■いきなりボッタスがストップ
現地時間17時、気温30度、路面温度45度という暑さの中、続々とコースイン。しかし、その10分後のターン2で、わずか2周しか走っていないバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がコース脇にマシンを止めた。
■予選シミュレーションでフェラーリが速さを見せる
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、カルロス・サインツ(フェラーリ)とルクレールなど多くのドライバーは最初の走行でミディアムタイヤを装着した後、ソフトタイヤを装着して予選シミュレーションを始めた。
まずフェルスタッペンが1分20秒006をマーク。しかし、路面温度が1〜2度冷えてくるとルクレールが1分19秒670をマークし、アップデートを施したフェラーリF1-75の速さを見せつけることとなった。
2週間前のマイアミGPの金曜日で速さを見せたメルセデスは今回も同じように速さを見せ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)はルクレールから0.117秒差、チームメイトのルイス・ハミルトンにはコンマ1秒差の2番手を獲得した。
4番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、ルクレールから0.336秒差の5番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がつけた。
6番手にはフェルスタッペンからコンマ2秒差のフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、7番手はFP1でユーリ・ヴィップスにマシンを託していたセルジオ・ペレス(レッドブル)だった。
■『グリーン・ブル』は8番手
レッドブルに酷似したアップデートを投入し『グリーン・ブル(またはグリーン・レッドブル)』と揶揄されているアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは8番手、エステバン・オコン(アルピーヌ)は9番手と、ミック・シューマッハ(ハース)までがトップ10に入った。
■アルファタウリはもう一歩
ピエール・ガスリー(アルファタウリ)はスロットルに触れるたびにマシンが横向きになることを訴えたが、うまくコントロールして11番手、12番手はハースのケビン・マグヌッセン、13番手はアストンマーティンのランス・ストロールで、14番手に角田裕毅(アルファタウリ)がつけた。
マクラーレンはダニエル・リカルドがソフトタイヤを履いて15番手、ランド・ノリスはターン9で膨らんだことでフロアを損傷したためFP2は6周するにとどまった。
ボッタスはセッション序盤にコース上でストップしたものの16番手につけ、17番手にはFP1ではロバート・クビサにシートを託していたチョウ・グァンユ(アルファロメオ)が続いた。同じくニック・デ・フリースにシートを託していたウィリアムズのアレックス・アルボンは18番手だった。
チームメイトのニコラス・ラティフィはアルボンから0.878秒差と速さを取り戻せない。20番手は大幅アップデートを投入したマクラーレンのランド・ノリスだった。
■フェラーリとメルセデスのアップデートは成功か
フェラーリとメルセデスのアップデートはここまでのところうまくいっているようだが、レッドブル、アルピーヌ、アストンマーティンなどが土曜日の予選でどのような結果を残すのか注目したい。