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【P1レポート:F1スペインGP】フェラーリ速い!各チーム、アップデート投入。アストンマーティンは大幅変更、新人やフォーミュラE王者などが出場

2022年05月20日(金)22:28 pm

2022年スペインGPのフリー走行1回目、各チームはマシンのアップデートを投入して実験と評価を行い、チャンピオンシップリーダーのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。チームメイトのカルロス・サインツとレッドブルのマックス・フェルスタッペンが続いた。

●【2022F1第6戦スペインGP】フリー走行1回目のタイム差、周回数

■各チーム、アップデート投入

フェラーリ、メルセデス、マクラーレン、ウィリアムズ、アストンマーティンの各チームは、それぞれのマシンに大幅なアップデートを施し、フロービズ・ペイントやエアロレーキなどがマシンに搭載された。

序盤はフェルスタッペンがハードタイヤでベンチマークとなるタイムを残した後にタイムが落ちていった。セッション中盤から各ドライバーはソフトタイヤに履き替え、ルクレールが1分19秒828のファステストラップを記録。サインツは0.079秒遅れの2番手につけた。スクーデリア・フェラーリは、スペインGP用の新リアウイングを含め、新しいアップデートを投入している。

■メルセデスは2台とも新エンジン

ここで浮上したいメルセデスは、両ドライバーのマシンに新エンジンを搭載し、フロア周りのパーツも一新された。ジョージ・ラッセルは4番手、ルイス・ハミルトンは6番手で、ここまでがトップのルクレールから1秒以内となった。

メルセデスの間には、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が入り、ホームグランプリのFP1でトップ5に入った。

■アルファタウリは塗装を剥がして軽量化

7番手のランド・ノリス(マクラーレン)も新パーツをテストし、8番手のピエール・ガスリー(アルファタウリ)は0.143秒差だった。アルファタウリは軽量化のために塗装を剥がし、新リアウイングを投入した。

ガスリーのチームメイトである角田裕毅(アルファタウリ)は、9番手のダニエル・リカルド(マクラーレン)に続いてトップ10に入った。

11番手だったフランス人のエステバン・オコン(アルピーヌ)は、父親と親戚が住んでいることからスペインを “ハーフ”ホームレースと呼んでいる。

■アストンマーティンが大幅アップデート

12番手はランス・ストロール(アストンマーティン)。アストンマーティンは木曜日にレギュレーションで決まっている作業時間の門限を破り、夜を徹してAMR22のマシンのサイドポンツーン周りに大幅なアップデートを施し、新しい方向に舵を切った。

アップデートの効果に期待したいセバスチャン・ベッテルだが、このセッションは16番手で終えている。

■リザーブドライバーが3人出場

アルファロメオはジョウ・グァンユに代えて起用したリザーブドライバーのロバート・クビサが13番手、バルテリ・ボッタスは17番手だった。

ハースのケビン・マグヌッセンが14番手、ミック・シューマッハが17番手となった。ハースのアップデートはスペインではなく、フランスGPに向けたものということだ。

■現フォーミュラE王者が登場

髪を赤く染めて臨んだ前戦マイアミGPで9位に入賞したアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)に代わり、現フォーミュラEチャンピオンでメルセデスF1のリザーブドライバーでもある実力派ニック・デ・フリースが登場し18番手だった。

■赤い髪、赤いフロービズ

赤い髪にしたアルボンにちなみ、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)はセッション序盤に赤いフロービズのペイントを施し、19番手だった。

■F2練習、F1初公式練習、F2予選と忙しいヴィップス

セルジオ・ペレス(レッドブル)に代わってドライブしたユーリ・ヴィップスは20番手だったが、参戦中のF2のフリー走行で6番手に入った後、F1初の公式セッションに出場、そしてこの後、現地時間18:30に行われるF2予選に向けて準備を進めており、フルスケジュールをこなしている。

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