2021年F1開幕戦バーレーンGP(バーレーン・サヒールサーキット、56周)で今シーズン初レースが行われ、2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)との激しいバトルを制して優勝した。
●【F1第1戦バーレーンGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
ハミルトンは勝ったという結果はいつもと同じようだが、その内容はまったく違っていた。いつものように余裕の勝利ではなく、レッドブル・ホンダに立ち向かっていく立場で、限界ギリギリで勝負して守り切った勝利だった。
そんなハミルトンはレース後、次のようにコメントしている。
■レッドブル・ホンダは素晴らしいパフォーマンスだった
「まず、久しぶりにファンに会えてとてもよかったし、ここにいる人たちやみんなが距離を置いて安全を守っているのはとてもいいことだね。今年は通常のスケジュールでF1がスタートできることをとても誇りに思っているよ」
「そして、ワオ、なんて難しいレースだったんだ!
間違いなく早めにピットストップすることで難しくなることはわかっていたけど、マックスをカバーし、トラックでのポジションをリードし続ける必要があったんだ。
レッドブル・ホンダは週末を通して素晴らしいパフォーマンスを見せていたから、今夜勝つにはかなり特別なことが必要だったんだ」
■なんとかフェルスタッペンの攻撃を阻止できた
「僕たちは最後のスティントのためにピットストップし、レースの終盤にハードプッシュすることとタイヤのパフォーマンスをセーブするという間の適切なバランスを見つけることは難しかった。そして、マックスは最後にプッシュしてきたけど、僕はなんとか彼を阻止することができた」
■レッドブル・ホンダに後れを取っている
「久しぶりのレースだったので、あきらめずに常に限界を広げてくれた、ファクトリーやここにいるみんなに心から感謝しているよ。僕たちは(レッドブル・ホンダに対して)遅れをとっていると感じているけど、僕もみんなも挑戦を愛し、自分がしていることを愛しているよ。」