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【レッドブル】ペレスが持ち込む資金をあてにしているわけではないとチーム代表

2021年01月19日(火)18:29 pm

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、自分たちにはメキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレスが持ち込む資金を必要としているわけではないと主張した。

レッドブルは2020年シーズンにマックス・フェルスタッペンのチームメートを務めたアレクサンダー・アルボンに替えてレーシングポイントのシートを失ったペレスを2021年に起用することになっている。

レッドブルとしてはF1タイトルを狙うためには経験豊かなドライバーが必要だからだとペレス起用の理由を説明しているが、F1関係者の中にはアストンマーティンというタイトルスポンサーを失ったレッドブルではメキシコの大富豪であるカルロス・スリムが所有する企業から支援を受けるペレスの資金力も魅力だったのではないかと考えている者もいる。

しかし、ホーナーはオランダの『RacingNews365(レーシング・ニュース365)』に次のように語った。

「レッドブルではそれに依存してなどいないよ」

「中南米やメキシコにおけるペレスの人気に関しては、今後数か月のうちにいろいろ話し合われることになるだろうがね」

そう語ったホーナーは、ペレスの起用を発表して初めてペレスの人気の高さに驚かされたと次のように続けている。

「彼の起用発表に寄せられた関心はレッドブルではこれまで経験したことがないほど大きなものだった」

「これほどF1の人気があるのは素晴らしいことだし、もちろんそれによって数年前よりもさらに多くのプラットフォームが持てることになる」

「中南米からのアクセスがものすごく増えているし、それはF1にとってもいいことだよ」

2011年に小林可夢偉のチームメートとしてザウバー(現アルファロメオ)でF1デビューしたペレスは2013年には当時トップチームのひとつであったマクラーレンに移籍。しかし思うような結果が残せずにシートを失ったペレスは2014年にフォース・インディア(現レーシングポイント)に加入し、昨年まで7年間をそのチームで過ごしてきた。

だが、2021年からアストンマーティンと名前を変えることになったレーシングポイントは2021年に向けてフェラーリとの決別が決まったセバスチャン・ベッテルの獲得に動き、ペレスがシートを失うことになってしまった。

そんなペレスにとってレッドブルからのオファーはまさに“捨てる神あれば拾う神あり”といったところだろう。11年目のF1シーズンを迎える30歳のペレスと23歳のフェルスタッペンとのチーム内バトルにも大きな注目が集まる2021年シーズンになりそうだ。

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