元F1ドライバーのフェリペ・マッサは、かつてフェラーリでチームメートだったフェルナンド・アロンソのF1復帰はうまくいかない可能性もあると考えている。
現在39歳のマッサはフェラーリ時代にミハエル・シューマッハのチームメートを務めていたこともある。そのシューマッハはアロンソが2年連続でF1チャンピオンとなった2006年シーズン後にF1を引退したものの2010年にメルセデスからF1復帰を果たした。
だが、7回F1王座に就いた記録を持つシューマッハだが復帰後のメルセデスでは波に乗ることができず、ついに1勝もできずに2012年シーズン限りでF1キャリアに終止符を打っている。
マッサは、2021年にアルピーヌと名前を変えることになる古巣ルノーからF1復帰を果たすアロンソも、シューマッハと同じような道をたどる可能性が高いとスペインの『AS』に次のように語った。
「フェルナンドはドライバーの中にも滅多に見られない才能を持つ逸材だ」
「しかしながら、彼がトップの位置にはいないチーム(現ルノー)で復帰することや、彼が2年F1から離れていたことを忘れてはならないよ。それがミハエルと同じようにマイナス要素になることは隠しようのないことだ」
「彼(シューマッハ)は3年現役から離れていたし、以前と同じようなレベルに戻ることはなかった。年齢は要素になりえる。フェルナンドは(2021年には)40歳になるし、そこで20歳から25歳の連中と戦うことになるんだ」
「年齢が問題だ。だけど、アロンソには非常に才能があるし、うまくやることもできると考えておくべきだろうね」
そう語ったマッサは次のように付け加えた。
「間違いなく、彼の復帰はF1にとってはいいことだよ」