かつてジョーダン・グランプリのオーナーとしてF1に携わっていたエディ・ジョーダンが、トト・ヴォルフはメルセデスのチーム代表職を降りるべきだと語った。
現在はテレビ解説者として活躍している72歳のジョーダンだが、ときおり大胆な予言を行ってメディアを賑わせることでも知られている。
そして、ジョーダンの最新の予言が、メルセデスのワークスF1チームがロンドンに本部を置く多国籍化学会社のイネオス(Ineos)に9億ドル(約940億円)で売却されることになるというものだ。
「それは私が絶対的に確信している唯一のことだ」
オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』にそう語ったジョーダンは、次に起きるのは現在メルセデスF1チームのCEOを務めるヴォルフの離脱だろうと次のように続けた。
「彼は非常に素晴らしいことを成し遂げてきた。だが、そろそろ辞める時だ」
「彼はすでに全てを勝ち取ったし、ルイス・ハミルトンやチーム全体としての神話を創り上げてきた。去るにはいい時もあれば悪い時もある。そして今はトトにとって非常にいい時だよ」
「もし私が彼のアドバイザーだったらこう言うだろう。『どうぞ去ってください、トト。金を取りなさい。これ以上いいものを手にすることはできませんよ』とね」
もしヴォルフがメルセデスを離れた場合、その後彼が何をすることになると思うかと尋ねられたジョーダンは次のように答えている。
「アストンマーティン? ひょっとしたらそうかもね。だが、本当に私が確信しているのはイネオスがメルセデスF1チームを買収するということだよ」