F1イギリスGP(シルバーストーン・サーキット)が2020年7月31日(金)から8月2日(日)で開催され、フリー走行3回目が行われた。
気温19℃、路面温度30℃、湿度66%と昨日よりかなり涼しくなった。
■ホンダ勢に苦難
セッション前、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)が6連続イベント使用義務のルールを満たせずギアボックス交換をしたため、5グリッド降格ペナルティが決定した。
さらに昨日クラッシュをしてしまったアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)はガレージの中で作業を続けていた。最終的にセッション残り15分のところでコースインできたものの、13番手で終えている。
■予選前に最終調整
セッションはルイス・ハミルトン(メルセデス)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)が交互にタイム更新をしていく展開。ハミルトンは「タイヤからバイブレーションを感じる」と訴える。
昨日満足に走れなかったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は14番手が精一杯。「またペダルが不安定」と無線で訴えてガレージで作業をするなど、安心して走れる状況ではないようだ。
セルジオ・ペレス(レーシングポイント)の代役としてF1に復帰したニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)は「ヘッドレストの突起が気になる」と無線で訴える。高速Gで首を支えるためにヘッドレストの左右に突起が出ているのが気になるようだ。まだ完璧なドライビングポジションを手に入れられていないようで、細かな調整を繰り返す。
■トップ3は安定
トップタイムはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)、トップから0.3秒差の3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)だった。
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは10番手、ダニール・クビアトは11番手だった。レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンはガレージで作業を続けていたこともあり13番手。
予選は、日本時間22時から始まる。