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フェラーリエンジンの疑惑は晴れる?FIAが本格的調査に動く

2019年11月21日(木)18:06 pm

フェラーリの2019年仕様エンジンに対し、ルールに違反する手法が用いられているのではないかとの疑惑の声が上がっているが、このほどF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)がさらなる調査のためにフェラーリエンジンを差し押さえたと伝えられている。

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フェラーリ製F1エンジンがあまりにも強力なパワーを発生していることから、その合法性に疑問を持ったレッドブルがFIAに対してエンジンルールの明確化を求めていた。

それを受けてFIAは今季の第19戦メキシコGPの後でエンジンルールの解釈などについての詳細な技術通達を出したが、その後に行われた第20戦アメリカGPではフェラーリの勢いがとまったことで、やはりフェラーリでは何らかの違法な手法を用いていたのではないかとの疑念がさらに強まっていた。

FIAではその後さらに燃料流量に関するものだと伝えられている技術通達を出していたが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』がこのほど伝えたところによれば、FIAがフェラーリのエンジンを差し押さえたほか、フェラーリのカスタマーチームに加え、フェラーリ以外のエンジンを使用しているチームからも燃料システムを差し押さえ、今後数日にわたって詳細な調査を行うことになったという。

元F1ドライバーであり、現在はF1解説者を務めるマルク・スレールはこの件に関しドイツの『Bild(ビルト)』に次のように語っている。

「フェラーリの調査はFIAが実施できる最善の策だ」

「私は非常にいいことだと思っている。これでうわさが止むはずだからね」

「この話題を冬休みにまで持ち込むようなことがあってはならないよ」

1980年代前半にアロウズやブラバムで活躍したスイス出身のスレールはそう語ると次のように付け加えた。

「もし彼ら(FIA)が何かを見つけるようなことになれば、フェラーリは問題を抱えてしまうがね」

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