フェラーリがミック・シューマッハ獲得を目指しているのは間違いないようだ。
■ミックへの興味を認めたフェラーリ
今週、複数のメディアが、かつてフェラーリに黄金期をもたらしたミハエル・シューマッハの19歳となる息子ミックがフェラーリと育成ドライバー契約を結ぶことになるだろうと報じた。
伝えられるところによれば、ミックには今季のF1第2戦バーレーンGPと第5戦スペインGPの後に行われる若手ドライバーテストに参加し、最新型F1マシンのステアリングを握るチャンスも与えられることになると考えられている。
フェラーリは最近の報道に関しては肯定も否定もしていないが、この件について質問された広報担当者が次のように語ったと報じられている。
「当然、ミックに興味はあるよ」
昨年ヨーロッパF3選手権でチャンピオンとなったミックは、今季はF1直下のカテゴリーであるF2にステップアップすることになっている。
■プレッシャーをかけ過ぎるのは禁物だとロズベルグ
しかし、2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグは、ミックにあまりプレッシャーをかけ過ぎないようにする必要があると警鐘を鳴らしている。
「彼がドライビングの楽しさを失わないことが重要なんだ」
ドイツの『Die Welt(ディー・ヴェルト)』にそう語ったロズベルグは次のように付け加えた。
「我々も彼にプレッシャーをかけ過ぎたり、多くを期待をしたりするようなことのないよう気をつけるべきだよ」
■プレッシャーには慣れているとミック
だが、ミックはすでにプレッシャーへの対応の仕方は心得ているようだ。
「これまでもずっとそうだったからね。僕にとっては普通のことなんだ」
7度F1王座についた偉大な父親を持つミックはそう語ると、次のように付け加えた。
「もし、そうしたことに慣れていない人を連れてきて僕の位置に据えたなら、多分違ってくるだろうね。でも僕はその中で成長する時間があったし、それが僕の助けにもなったんだ」