F1イタリアGP予選Q2のラストアタックでフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ルノー)と接触したケビン・マグヌッセン(ハース)は、「彼(アロンソ)は神だと思うね。彼が引退するのを待ちきれない」と皮肉たっぷりに語った。
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2台は最初のシケインでどちらも譲らずサイド・バイ・サイドになり接触。両者ともに最終アタックを台無しにしてしまった。
マグヌッセンはアロンソの取った行動に対して「バカげているし不必要だった」と怒りを爆発させ、次のように続けた。
「彼は予選後、僕のところにきて、僕の顔を見ながら笑っていたんだ。まったく失礼な態度だった」
これに対してアロンソは「何も言うことはない」と述べるだけだった。
アロンソは「残念ながらパラボリカから同時にアタックラップを開始してターン1に一緒に飛び込んだんだ。でもいいパフォーマンスを見せても予選13番手からさほど変わらなかっただろうね」と語り、次のように続けた。
「だけど彼(マグヌッセン)はチームメートが6番手だったから彼の結果は変わった可能性があるのは残念だったね(マグヌッセンは11番手)」
「ただ不運な状況だったんだ」
アロンソの見解ではただの不運なアクシデントで、誰にも責任はないというものだ。
しかし、マグヌッセンの意見は違う。
「彼は完璧にスリップストリームに入って、僕を追い越せると思ったんだろうね。コンマ何秒かは分からないけど、彼はコンマ数秒稼いだよ」
「だけど、僕は彼にパスさせ、僕自身のアタックを犠牲にするつもりはない。まさか、彼は自身が神だと思っているのかもしれないが、決してそうではない」
「僕たちは、6から8台の集団だったんだ。そしてアスカリの出口でフェルナンドはブレーキを温めていたと思うけど、速くはなかった」
「そして、僕は速く走っていたから、彼をパスして走行するだけだったんだ。だけど何らかの理由で彼は僕に近づき、加速して近づいてきた。誰もがやっているようにギャップを作り出すのではなくね」。